ゴキブリはペットとして飼える!?
『あぎゃぎゃぎゃ(TдT)』なんて声が聞こえてきそうだが、いや、実は実際にゴキブリをペットとして飼っている人もいるそうだ。いわゆるゴキブリ愛好家たちだ。海外ではポピュラーで、日本にも少数ながらいるらしい。
ただし、一般によく見掛けるワモンゴキブリやクロゴキブリ以外の種類を飼っているようだ。(※これらを飼育するのは研究所などの施設が主みたい)ペットとして人気があるのはオオゴキブリ科という種類のようだ。
ぱっと見、カブトムシやクワガタに見えなくもない!?外見をしたものや、模様に対しての希少性が人気の理由だったりするようだ。
ゴキブリの飼い方
一口にゴキブリといっても種類によって生育環境が異なるため、当然、飼育環境もバラバラのようだ。しっかりとその種に合った環境を整えて飼育が可能になる、というわけなんだな。
基本スタイル
今から紹介する飼い方は基本スタイル。害虫種とされるゴキブリはこの飼い方ができるようだ。
準備するもの
- 飼育容器
- ホームセンター等で販売されているカブトムシなどを入れる虫かごでも大丈夫だと思う。
- ガーゼ
- 容器のフタに挟んで幼虫が逃げ出さないようにするために必要。
- 水を入れる容器
- こぼれにくい、つまりひっくり返りにくものがいいと思う。
- カット綿
- なんと、ゴキブリは泳げない。そのために水を与える場合はカット綿を通して水入れを作るのだ。
- キッチンペーパー
- 古新聞紙、チラシでもいいと思う。粘液状の糞をする種類のゴキブリを飼育する場合に底に敷く。
- 厚紙
- 夜行性のゴキブリを飼う場合、光を遮るため、そして隠れ場所を作るために使う。
- 輪ゴム
- ガーゼなどを留めるために使用する。
- バター
- 容器の内側に塗って脱走防止のために使う。サラダ油やマーガリンでも代用ができるようだ。

容器内の環境を整える

水を入れた容器のフタに穴を開けてカット綿を通しす。ランプの芯を通すようなイメージだ。毛細管現象でフタから突き出たカット綿に水分が行き渡り、ゴキブリはここから水分を補給する。そして容器の底にはキッチンペーパーを敷き、水入れ、隠れ場所の設置、餌を入れる。脱走防止のバターを塗る。ここでようやくゴキブリの投入だ。
温度と湿度に注意する

ゴキブリの多くは水はよく飲むが、乾燥した環境を好む。湿度が高いと繁殖をしなくなり病気が発生してしまう。また、以外に思われるがゴキブリは30℃を超える気温も苦手。最適な温度は25℃前後。飼育する容器が直射日光に当たらないような場所に設置し、かつ温度調整も注意を払わなければならない。
その他の飼い方
上記の飼い方が基本的な飼育スタイルである。その他にも地表性スタイル、食材性スタイルなどがある。ここではごく簡単に紹介するに留める。もしあなたが本当にペットとしてゴキブリを飼ってみたいと思うなら、きっと自分で試して見るはずだから。
地表性スタイル
地表を徘徊するドクロゴキブリ、ユウレイゴキブリ、アルゼンチンモリゴキブリ、そしてマダガスカルゴキブリもこの飼育方法で飼える。容器の底には砂を敷き、乾燥した環境を心がける。
食材性スタイル
クチキゴキブリ、オオゴキブリの仲間は亜熱帯・熱帯に生息する種が多く、朽木の中で生活するため湿度が高めの環境を好む。逆にこの種は容器内を乾燥させないように気をつけねばならない。