ゴキブリはどこに住んでいる?
ゴキブリ科の新種は、年に40種の割合でリストに加えられている。現在では総数3500種を数える。発見及び確認されている種の大多数は、北緯30度あたりから南緯30度あたりまでの広大な範囲の陸地に棲息している。
この区域には、世界で最も豊かで多様な植物が育つ森林がある。赤道から北にでも南にでも一マイル離れるごとにゴキブリにとってしだいに住みにくい環境になる。
ゴキブリはみな害虫なのか?
世界の3500種のゴキブリのうち、家につく害虫と考えられているのは50種だけである。これらの半数以上が、住居周辺にいる害虫-つまり家などの人工的な環境の中ではなく、その周辺に住むのを好むと考えられている。
しかし、これらの種は季節によって人家に住み着くようになった。冬の時期、暖炉の薪と一緒に室内に持ち込んでしまったりスルのだ。(栗、松の木などについたゴキブリが室内に入ってくる。)
これら室内に持ち込まれたゴキブリが卵を生むことで、たった一匹の招かねざる客が屋内での害虫の大発生の引き金になるというのは、めずらしいことではない。

5種類のギャングたち
ワモンゴキブリ
世界中で最も広く分布するゴキブリ。都市の下水設備で最も頻繁に出会う住民でもある。
チャバネゴキブリ
成虫は明るい茶色で、背中に二本の黒い平行線が走る。雄・雌ともに羽があるがめったに飛ぶことはない。
クロゴキブリ
ワモンゴキブリと近い親戚でもあり、世界各地で外からどんどん住居の中に入って住み着くため駆除の難しい種類である。
トウヨウゴキブリ
雄だけが飛ぶことができる。雌は短い突起があるだけでずっと地上ですごす。
チャオビゴキブリ
アフリカ原産のチャオビゴキブリ。第二次世界大戦が終わり、兵士がゴキブリの入った雑嚢を持ってアメリカに帰国してからアメリカに現れた。このゴキブリは熱を発する電化製品の内部などの暖かいところによくいるのでテレビゴキブリとも呼ばれる。
人家以外に住むゴキブリ
熱帯ジャングルの高い木の上に住むゴキブリ
生物学者のドナルド・ペリーがコスタリカのジャングルで発見した。
洞窟に住むゴキブリ
熱帯雨林の洞窟は、ゴキブリが繁殖するのに理想の環境だ。高い湿度、壁にたまる水滴で飲み水にも不自由しない。洞窟内に住む他の動物やコウモリの糞や死骸など食物も豊富にある。
洞窟に住むゴキブリ
熱帯雨林の洞窟は、ゴキブリが繁殖するのに理想の環境だ。高い湿度、壁にたまる水滴で飲み水にも不自由しない。洞窟内に住む他の動物やコウモリの糞や死骸など食物も豊富にある。
ゴキブリに対する対策3つのポイント
とにもかくにも清潔に
一番の対策はまず清潔にすることだろうが、以下に大きなポイントを3点挙げてみる。
- 生ゴミを捨て水気を取る
- 家具・家電の隙間をできるだけなくす
- 侵入口を遮断する
地球上でこれほどまで嫌われている生き物は、私は知らない。しかし、それにしても我々人類はあまりにも彼らのことを知らなさ過ぎではないだろうか。コーネル大学昆虫学教授のグレン・W・ヘリックはこう言ったそうだ。
『ゴキブリは存在することだけで、そして何にでも入り込む気持ち悪さによって非常に嫌悪感をもよおせる』
そうだ。私もそれが正しい感覚だと思う。でも、それでも、私はまだ彼らのことをもっと知りたいと思った。だからこのホームページを立ち上げてみたのだ。私と同じようにゴキブリに対する想いがある方はぜひこのホームページで私と一緒にゴキブリについて学んでみてはどうだろうか。